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お宝

創業当時から代々引き継がれているかめやのお宝を始め、2013年11月の経営交代後のリニューアルの際に見つかったお宝の数々をご紹介するページです。

インタビュー 株式会社井口、聴泉閣かめや 統括部長 川上 秀昭さん

お宝その1
「芥川龍之介が書いたラブレター」

「芥川龍之介が書いたラブレター」

言わずと知れた文豪・芥川龍之介も当館に泊まったこともあります。
厳密に言えば当時の人気作家である宇野浩二が龍之介をここかめやに連れてきてくれたんです。当時、宇野浩二は桶屋の娘さんで芸者の鮎子に既婚者でありながら惚れていたんです。鮎子を主人公にしたゆめ子ものという小説も書いているほどです。その小説が文豪仲間に人気で、主人公になった鮎子に会わせてくれ、という声が多くあったそうです。そこで宇野浩二が龍之介を下諏訪につれてきたといった具合です。そこから龍之介も鮎子に恋をしてしまうんですが、複雑な人間関係があったと思いますよ。
残念ながら当時の宿帳は見つかっていないので詳細な日時はわかりませんが、3日ほど当館に宿泊していたようです。
その間、鮎子への想いを募らせていたのではないでしょうか。
東京に戻ってから鮎子へのラブレターを書き綴ったようです。
そしてなぜそのラブレターが当館に残っているか…ということですが、龍之介からの手紙を受け取った鮎子さんも歳を重ねていく訳ですが、そのラブレターを買い取ってくれる先を探していたようです。
質屋や芥川家にも足を運んだそうですが回り回って当時の当館の支配人の手元に収まったそうです。
色々な人間模様や人生が垣間見ることができるこのラブレターはしっかりと当館で保管して人間・芥川龍之介のロマンを引き継いでいきたいですよね。

お宝その2
「島崎藤村の宿帳」

島崎藤村の宿帳

当館には、文豪・島崎藤村(本名 島崎春樹)からいただいた礼状(昭和2年5月づけ)の複写があります。
藤村は明治 31年から度々、下諏訪を訪れているんです。
随筆『寝言』の中では当館に宿泊し、宿屋の2階にあった象山全集を読んだことも述べられているほどです。
当館には桃山時代に築庭された林泉式庭園を眺む『富士の間』がありますが、その部屋からみる眺めを気に入ってくれていたようです。「夜明け前」の発表の前後にも訪れていたようですし、この部屋の景色を見ながら執筆活動に勤しんでくれていたと思うと、なんだか感慨深いものがあります。

お宝その3
「本陣上段之間」

お宝その4
「狩野安信作 錦絵」

COMING SOON…