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ごあいさつ

ようこそ聴泉閣かめやへ

下諏訪宿は300年余りの歴史を持ち、本陣の一部であった当宿の『上段の間』には、皇女和宮さま、参勤交代の諸大名や、第5代将軍~第14代将軍の歴代御台所の花嫁行列の寝所でありました。

また、隣接の本陣岩波家へは幕末に赤報隊の相楽總三、近藤勇ら新撰組、水戸浪士軍が宿泊され、激動の幕末の舞台となりました。
かめやとして営業を開始した明治以降、島崎藤村、芥川龍之介、与謝野鉄幹・晶子、宇野浩二、西條八十など諸文豪を迎えた歴史ある宿でございます。

これらの歴史的財産を残すべく、このたび聴泉閣かめやはリニューアルオープンいたしました。

当時を偲ぶことのできる『上段の間』や展示室を備えた館内、太古の昔より湧き出る湯と伝わる~綿の湯~、そして料理長山内の心のこもった懐石料理をご用意し、私共精一杯のおもてなしでお客様をお迎えいたします。

皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

歴史と文学にふれる宿

江戸より29次目
中山道唯一の温泉宿場町
下ノ諏訪

三百余年前からこの下諏訪は中仙道、甲州街道の分岐点の宿場町として栄えました。
現在の下諏訪町は『下ノ諏訪』と呼ばれ、中仙道六十九次の宿場町で唯一温泉が楽しめる宿場町であったそうです。きっと多くの旅人が、この地の宿泊を楽しみに旅をされていたことでしょう。
旧下諏訪宿本陣(本陣宿の一部)であった当館には、高貴な方々の寝所であった「上段の間」が現存し、明治以降来訪された諸文豪ゆかりの品が保存、展示されています。

皇女和宮が宿をとった上段の間

当館には幕末最後のお姫様、皇女和宮の御降嫁、激動の幕末の一端にふれることができる『上段の間』が現存し、現在は喫茶サロンとしてお愉しみいただけます。
『上段の間』からは、桃山時代以降に築庭された林泉式庭園を眺め、泉の音、風の音に耳を澄ませながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
また隣接する本陣岩波家(資料館)にもたくさんの記録が残されています。

多くの諸文豪ゆかりの宿

当館は明治以降、島崎藤村、芥川龍之介、与謝野晶子、与謝野鉄幹ら錚々たる文豪たちが親しんだ宿でございます。
島崎藤村が好んだと伝わる『富士の間』をはじめ、本館和室、新館和室と選べる3タイプ、9室のお部屋をご用意し、きめ細やかなおもてなしでお迎えいたします。

諏訪大社の神の湯~綿の湯~

(諏訪大社の神)八坂刀売神 が化粧用の湯を綿に浸し下社の地に持参した「湯玉」を置いた場所より湯が湧き出したと伝わる~綿の湯~。
宿の前に今も湧き続ける由緒ある名湯です。
大浴場には男女それぞれ露天風呂をそなえ、暮れてゆく夕空や満天の星空をご堪能いただけます。
また、この『綿の湯』をかけ流しの貸切風呂をこのたび新設いたしました。美肌・疲労回復によい綿の湯、存分にお愉しみください。